ぎんそろ作品紹介

「レディアント銀ソロジー」をより楽しめるように、Wikipedia等を参考に設定をまとめました。
これをしっかり読んでちゃんと私の妄想についてくるように!
(ただいま無期限で小石たたき売り中)

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・概要・

バンダイナムコのゲーム「テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー2」のパロディ作品。
もし現れたのがディセンダーではなくただの坂田だったら、という友人の悪知恵とおぼろの悪ふざけから生まれたただの坂田の輝ける物語。

※本作品は、実際のストーリーに沿った内容となっておりますが、一部異なる部分がございます。
※本作品はレディアントマイソロジー2のパロディ作品です。ネタバレにはご注意ください。



・ストーリー・

 世界樹の加護によって生命が育まれている世界グラニデ。
 この世界では、遠い昔に戦乱を終結に導いた世界樹の守護者・ディセンダーの逸話が伝説として語り継がれていた。

 ある日、海賊船バンエルティア号の船底に引っかかっていた主人公・ただの坂田を、バンエルティア号を拠点とするギルドが保護する。
 ここが自分のいた世界ではないことを知ったただの坂田は、助けられたお礼にギルドの手伝いをしつつ、元の世界へ帰る方法を探していく。

 珍妙で不思議な出会いから始まる、ただの坂田の輝ける物語。






・用語・

グラニデ
 物語の舞台となる世界。

世界樹
 世界の中心にある巨大な樹。生物が生きていくのに必要となる“マナ”を生み出す。
 世界の始まりに唯一存在していたといわれ、世界の生みの親とされている。

ディセンダー
 世界にマナをめぐる混乱が訪れ、世界樹が危機に瀕したとき、世界を守護するために現れる“世界樹の護り手”。過去に一度、マナ争奪戦争の際に現れ、戦争を終結に導いたといわれている。
 この時のディセンダーの物語は絵本などで世間に知られているが、信憑性の点ではおとぎ話程度にしか考えられていない。

マナ
 世界樹から生み出されるエネルギー。
 マナが豊富な地域は資源に恵まれ、逆に少ない地域は土地が痩せて貧しいところが多い。近年、マナの減少が世界的に問題視されている。

アドリビトム
 ファラが設立したギルドで、名付け親はジェイド。ギルドマスターは拠点であるバンエルティア号の持ち主チャット。
 設立当初は名も無い非合法ギルドだったが、グランマニエ皇国の大使一行を助けたことをきっかけに、バンエルティア号に目をつけたジェイドの提案によって、グランマニエ所属のギルドとして正式に発足。アドリビトムは古代神官語で“自由”を意味する。

バンエルティア号
 チャットの先祖である伝説の海賊アイフリードが残した万能艦。アドリビトムの拠点。
 通常の船のように波に揺られ航行するのではなく、海の上を走る特殊な航行をしている。このため海上の所々に存在する世界樹の根を避けて進む必要がなく、揺れも比較的少ないが、酔うときは酔う。

ナディ
 マナ至上主義の環境保護団体だが、その活動は過激であり、テロ行為に近い。
 マナの大量消費国であるグランマニエには特に攻撃的で、遊説中の大使ルークを襲撃したのもナディである。


 人間(生物)が生み出す、妬みや恨みなどの感情。負の蔓延が、自然災害や魔物の凶暴化を促すとされている。
 濃縮されると黒い霧の状態で溢れだし、人が負を体に大量に蓄積することで、体に不調や痛みを感じ、深い負の感情に心を支配されてしまう。

ラルヴァ
 科学者ジャニスが発見した、マナに代わる新たなエネルギー。
 その資源は自然界に存在する負を利用したもので、世界樹をも傷つけうる危険で莫大な力を持っている。






・登場人物・

坂田銀時
 ひょんなことから突如グラニデへ迷い込んでしまった、ただの主人公。
 素性を怪しまれないよう記憶喪失を装い一時的にアドリビトムに身を寄せるが、あることをきっかけにすぐギルドを抜けてしまう。
 異世界での生活を余儀なくされ、自分を陥れた相手を恨むような素振りを見せるが、海上での生活もそれなりに楽しんでいる。



・「アドリビトム」のメンバー


カノンノ・イアンハート
 セーラー服のような格好をした、細腕で大剣を軽々扱えるところ以外は、純粋で明るい普通の女の子。
 両親や故郷のことを知らず、幼いころから夢の中で聞こえた声が両親のものではないかと思い、その声を追うためバンエルティア号に乗船する。
 ディセンダーに憧れていて、境遇の似ている銀時がディセンダーではないかと期待を寄せている。

パニール
 ナツナッツ族という、銀時いわく、子猫のケツに尻尾の代わりに羽を生やしたような種族の女性。齢十八。(人間に換算するとおばさん)
 カノンノの育ての親で、バンエルティア号では家事全般を担っている。恋愛小説を読むのが趣味。
 身寄りの無い銀時のことも、まるで自分の息子のように手厚く世話をする。



クレス・アルベイン
 ロゼット村で剣術師範をしていた心優しき少年剣士。
 正義感が強く礼儀正しいが、緊迫の場面でさらりとダジャレを言ったりする度胸の持ち主。

ミント・アドネード
 クレスたちと共にギルドをやっていた法術師の少女。
 慈愛にあふれ、物静かでおっとりとした性格。神官としての心得もあり、時々ギルドの、特に女性からの悩み相談を引き受けている。

チェスター・バークライト
 ロゼット村で暮らしていたクレスの親友。
 皮肉っぽく物事を斜めに見がちだが、その本質は仲間想いの熱血漢。狩りで生計を立てていたため弓の名手である。

アーチェ・クライン
 クレスの友人で、ハーフエルフという種族の明るい少女。ほうきに跨り、魔女のように飛行することができる。
 性格は天真爛漫だが、長寿かつ博識な種族であるため、その知識はギルドの学者チームに匹敵するか、それ以上ともいえる。

藤林すず
 忍びの里アワユキ出身のくノ一の少女。
 忍として育てられたため、年齢の割りにクールで非情な性格だが、根は年相応の子供らしい純粋な性格。



スタン・エルロン
 リーネ村出身の田舎者の魔法剣士。
 性格は単純で能天気な熱血漢。田舎育ちのため世間や一般知識には疎いが、常識を持ち合わせており、仲間や気心の知れた友人には砕けた態度で接するが、それ以外や特に目上の人間には礼儀正しい。

ルーティ・カトレット
 儲け話には目が無いトレジャーハンター。
 孤児院育ちで現実的な主観を持ちながら、面倒見もよく年下と年上の両方から慕われている。

リオン・マグナス
 双剣を扱う天才少年剣士。
 協調性が無く誰に対しても冷たく接する捻くれた皮肉屋だが、極度の甘党で、パニールの作るモンブランが好物。

フィリア・フィリス
 スタンたちの居たギルドに所属しながら、教会で司祭を務めていた女性。
 慈愛に溢れ穏やかで芯がしっかりしているが、その性格からは想像もつかない調合・爆発物マニアであり、その知識とコレクションはアドリビトムの研究チームに大きく貢献する。

ウッドロウ・ケルヴィン
 とある国の皇太子だが、ギルドの雰囲気を守るために身分を隠している男性。
 剣術と弓術などの武芸に長け、さらに博学であり、政治力や統率力にも優れている。性格も冷静で落ち着いた雰囲気のまるで手本のような紳士だが、放浪癖がある。

リリス・エルロン
 スタンの妹。
 スタンのような明るさと、彼にはないしっかりとした性格の持ち主。料理が得意で、エルロン家の家事も一手に引き受けていた。



リッド・ハーシェル
 ギルドの初期メンバー。銀時の第一発見者。
 のんびり気ままに生きることが信条で、面倒なことを嫌うが、困っている人はほっとけない性格。趣味は狩りと雲を眺めることと食べること。

ファラ・エルステッド
 ギルド初期メンバーにして創始者。
 底なしのお人好しで、人のために何かをしたいといつも考えているが、元気とやる気がいつも空回りしている。明るく常にポジティブ。口癖は「イケる、イケる!」。

キール・ツァイベル
 ギルドの初期メンバー。リッドとファラの幼馴染で、飛び級での大学生。
 理屈っぽく嫌味がちな性格だが、根は仲間想いのお人好し。リッドとは正反対で、知識はあるが、運動神経・体力共に皆無。

チャット
 ギルド初期メンバー。海賊アイフリードの子孫で、先祖の遺産“バンエルティア号”の船長兼ギルドマスター。
 富よりも名声を得ることを目的に、利益のある人助けに積極的に応じるが、素性の知れない銀時を容易に船に招き入れるなど、無用心ながら懐は大きい。
 一人称は“ボク”で少年のような容姿だか、性別は女性。



カイル・デュナミス
 英雄になることを目指す少年。若い頃の両親に会うため、リアラと共に過去へと時間移動をしていたが、なぜかグラニデに到着してしまったいわゆる異世界人。
 寝起きの悪さや純粋で正直な性格が、周囲からはスタンとよく似ていると言われている。

リアラ
 異世界からカイルと共に時間移動してきた少女。
 他人にはそっけない態度をとっているように見えるが、それはカイルに心を開きすぎているためにそう見えてしまうだけであり、普段は分け隔てなく好奇心旺盛で明るい性格で振舞う。

ナナリー・フレッチ
 百発百中の弓の技能を持つ女猟師。
 姉御肌で面倒見が良く、元の世界へ戻る方法を探していたカイルたちにハロルドを紹介した。

ハロルド・ベルセリオス
 自他共に認める天才科学者。
 物事を面白いか否かで判断し、銀時の素性について考えただけで面白くなったことから、彼のことはそれなりに気に入っている。



ロイド・アーヴィング
 ナパージュ村に住んでいた双剣を扱う少年。
 飽きっぽい性格だが、真っ直ぐで表裏が無く、お人好しの熱血漢。意外にも手先が器用で、剣術のほかに細工も得意とする。

コレット・ブルーネル
 代々世界樹を奉じる家系の神官で、ロイドの幼馴染。
 心優しくおっとりした性格。天然のドジッ娘で、よく転ぶがその結果がなぜかいつも功を奏する。

ジーニアス・セイジ
 リフィルの弟で、ロイド、コレットの親友。
 趣味は勉強というほどに学力には長けているが、精神面や社会的な考え方は年相応に幼い。運動は苦手だが、代わりに多様な魔術の扱いが得意。

リフィル・セイジ
 ナパージュ村で教師をしていた女性。
 普段は冷静で大人びた雰囲気だが、遺跡やアンティークを見ると興奮して人格が変わる遺跡マニア。考古学や魔化学に詳しく、アドリビトムの頭脳としてさまざまな局面で活躍する。

クラトス・アウリオン
 リフィルに雇われている凄腕の傭兵。出身は不明で、傭兵であること以外は謎に包まれている。
 無表情で冷静沈着。博識であり、剣術や魔術、治癒術も使いこなす。経験不足なロイドに剣術を指南し、実戦での心構えや戦術を説くなど、厳しい反面世話焼きな一面も持つ。

プレセア・コンバティール
 ラルヴァに触れて以来感情を失ってしまった少女。
 言動の喜怒哀楽も希薄で、機械的な喋り方をする。感覚もややずれていて、無意識の毒舌家。

ゼロス・ワイルダー
 世界樹を奉じる家系の直系にあたる人物。
 不良神子と自称するほど軽い性格で、無類の女好き。お調子者だが洞察力には優れ、皮肉屋だが嫉妬深い。



ヴェイグ・リュングベル
 ガレット村で、氷の精霊セルシウスを守護していた大剣士。
 無口で感情を表現するのが苦手な性格だが、人間不信というわけではなく、仲間のことは大切に思っている。

クレア・ベネット
 ヴェイグの幼馴染。
 温厚で人当たりがよく、ヴェイグとは対称的な明るい性格。料理が得意で、彼女の作るピーチパイがヴェイグの大好物。

マオ
 ガレットのギルドに所属していた、記憶喪失の少年。
 物事を暗く考えることが苦手で、良くも悪くもポジティブシンキングな性格。記憶喪失であることもさほど気にしていない。
即興で歌を作り、歌うことが好き。

ユージーン・ガラルド
 ガジュマという種族の大柄な元軍人の男性。
 常に落ち着いた物腰で、知識も豊富。文武共に優れているが、トレーニングしている人を発見すると突然燃え上がる。

アニー・バース
 医者である父を尊敬し、自らも医者を志す少女。
 人見知りが激しく、心を開くまでは素っ気ない態度を取りがちだが、本来は教養深く心優しい性格。

セルシウス
 ガレットの森に住む氷を司る精霊。
 性別の概念は無いが、女性的な容姿をしており、性格も氷のように厳かで冷静。



セネル・クーリッジ
 海の治安を守っている民間のマリントルーパー。
 落ち着いた性格で勘も鋭いが、女心には非常に疎い。体術での戦闘センスに優れ、基本となる技を独自に改良している。パン作りが得意。

クロエ・ヴァレンス
 騎士の名家であるヴァレンス家の一人娘。セネルの友人。
 正義感の強い性格だが、それゆえに問題を起こしてしまうことも。重度のカナヅチ。



ルーク・フォン・ファブレ
 グランマニエ皇国の公爵子息。
 貴族らしい穏やかな気品と、わがままで口の悪い歳相応の青年らしさを併せ持つが、自分の力不足を気にする少々卑屈な面も。

ティア・グランツ
 グランマニエ皇国の軍人。
 冷徹で自分にも他人にも厳しい軍人らしい性格だが、可愛いものには目が無い。十六歳とは思えぬ抜群のスタイル。

ガイ・セシル
 ルークの従者であり、同時に兄のような存在。
 穏やかで人当たりが良く、紳士的な性格。機械関連に強く、女性に近づかれるのが苦手。ただ苦手意識が先立つだけで、女性自体は大好き。

ジェイド・カーティス
 グランマニエ皇国軍の大佐。
 アドリビトムの名付け親で、アドリビトムの実質的トップ。その手腕と類稀な魔術の才能から、周囲も彼を認めざるを得なくなっている。
 銀時いわく、第一印象陰険腹黒ロン毛眼鏡。

アニス・タトリン
 十三歳にして、グランマニエ皇国の軍人。巨大な人形のトクナガを操って戦う優秀な人形師(パペッター)。
 玉の輿を狙っており、ギルド内で裕福な身分の男性たちを相手にすると猫をかぶる。お人好しには少々手厳しい。

アッシュ
 ルークの双子の弟。
 ルークに対して複雑な感情を抱き、敵対心を見せることも。他人と馴れ合うことを拒んでいるものの、自分を家族同然と見てくれるパニールにはまんざらでもない態度を見せたり、銀時の実力も認めている。



カイウス・クオールズ
 ギルド初期メンバー。リカンツという獣人化の能力を持つ種族の少年。
 異端の能力のために、故郷で差別されてきた過去を持つが、性格は明るく活発である。

ルビア・ナトウィック
 ギルド初期メンバー。カイウスの幼馴染。
 可憐な見た目とは裏腹に、かなり勝気できつい性格。特にカイウスに対しては、淡い恋心を抱いているものの、なかなか素直になれないためか、いつも喧嘩をしている。



ルカ・ミルダ
 ギルド初期メンバー。
 気弱な性格でいじめられっこ気質だが、異能力によって巨大な剣をたやすく扱う。将来の夢は医者。

イリア・アニーミ
 ギルド初期メンバー。
 明るく自分に正直な性格。ギルド一口が悪く、よく暇つぶしにルカをいじめている。砂漠の地方出身で、将来は故郷に学校を作ることが夢。

スパーダ・ベルフォルマ
 自称ルカの大親友。騎士の名家出身の貴族だが、家族との不和から家出中である。
 ガラが悪くサバサバとしているが、義に厚い男らしい性格。イリアとは気が合い、よく二人でルカをからかっているが、二人のことは大切な友人だと思っている。また、年相応に少々スケベ。



ユーリ・ローウェル
 エステルの護衛をしている元騎士の男性。
 皮肉屋だが根は人情に溢れ、困っている人を見るとなんだかんだ言いながらも放っておくことができない。デザートなどの甘い食べ物が好きで、銀時とはいろいろと気が合う。

エステル
 本名エステリーゼ・シデス・ヒュラッセイン。エステルという名前は、城を出た際ユーリから貰ったあだ名。
 献身的で何事にも一生懸命な反面、かなりの頑固者。かすり傷一つでも放っておけず、すぐに治癒術を使う癖がある。
少々浮世離れしているが、本の虫のため非常に博学。



・その他の登場人物

ジャニス・カーン
 ラルヴァを発見し、研究している科学者。
 天才だが奇抜な発想と性格のため、学会からつまはじきにされている。口調は、日本語の中に「アイドントノウ!」などの英語を混ぜる、いわゆるルー語。

助手
 ジャニスを慕っている幼い少年。本名はスー・シースーだが、作中で名前を呼ばれることは無い。
 ジャニスに劣らない妙なしゃべり方の持ち主で、口癖なのかよく「ニャー!」と叫ぶ。


ゲーデ
 世界樹が蓄えていた人間の負が具現化した存在。世界樹やディセンダーを含む全てを憎み渇望している。
 自身を消されるだけの存在(殺される)と思っており、それに抗うように世界にも同じ苦しみを味わわせようという野望を持っている。
 負を取り込むことで強くなるが、人間と同様に激しい痛みや悲しみなども共に感じる。

白夜叉
 かつてグラニデ中を震撼させた凄腕の殺し屋で、“刺客請負人・白夜叉”と言われ恐れられていた。
 現在は故人だが、彼のさまざまな逸話が世界中で語り継がれている。
 聞き覚えのある呼び名な上、容姿や性格も銀時と酷似している。